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- 森のまちの乳加工場 プティフロマージュ Le Petit Fromage
![]() 厳しい冬も爽やかな夏も逞しく生きる、塩崎牧場の牛たち。
ここだけの特別なおいしさを伝えたくて、少しだけ手を加える。 そんな気持ちでバター、ヨーグルト、チーズを製造しています。 ![]() ニウプはアイヌ語で森。滝や湿地もある、湧水のきれいな土地です。
塩崎牧場では、ホルスタイン種やブラウンスイス種など約40頭の牛を育てています。 放牧地と牧草地は計100ha! 無農薬、有機肥料で牛の好きな牧草や草花が茂ります。 ![]() 工房と塩崎牧場はおとなり同士。 搾りたてを加工して、塩崎牧場の優れた乳質を最大限に生かしています。 理想的環境から生まれる、塩崎牧場のグラスフェッドミルク。 この稀少なおいしさを、多くの方に味わってもらいたい。 隣町の小さなレストランだった私たちが、乳加工を始めた動機です。 ![]() グラスフェッドの風味が引き立ち、最低限の保存性のある加工品。 その条件を満たす方法の一つが、発酵バターでした。 春〜秋の生乳は黄色みがあり、牧草や自生の草花の風味がします。 冬の間の生乳はクリーム色で、夏に刈った干し草のコクが出ます。 このバターの色と風味は、牧場の四季を映しています。 生乳には四季があります。 ![]() 〈1日目〉
朝の搾乳が終わる頃、塩崎さんに生乳を取りに行きます。 生乳を温めてクリームを分離し、殺菌をします。 その後乳酸菌を加え、一晩発酵させます。 ![]() 〈2日目〉 職人が発酵を見極めて、発酵ぐらいが整えば冷却し、1日置きます(エージング)。 〈3日目〉 攪拌分離(チャーニング)を行い、粒状になったバター分を取り出します。 ※分離したバターミルクは料理やパンに使います。 ![]() ガーゼで包んで練り(ワーキング)、水分を絞り出します。 (ここで有塩バターは塩を練り込み、)型に入れます。 ![]() 工房のお隣は放牧酪農家の塩崎さん。 あのモッツアレラのおいしさは、塩崎さんの極上ミルクのお陰です。 そしてこの工房がないと、塩崎さんの乳製品は食べられなくなります(塩崎さんのミルクは主に、他の牛乳と合わさってパック牛乳になります)。 放牧して草だけで育つ牛、グラスフェッド牛の乳製品はとてもおいしくて貴重で、地域の宝のような食材です。 |